闲来无事翻译了一下对巨人的编辑川窪的采访中,有关村上春树的部分

闲来无事翻译了一下这个对巨人的编辑川窪的采访中,有关村上春树的部分

原文链接:
https://news.yahoo.co.jp/articles/e83d99a2fe9f54c9c1b8596ed504a582c9bbbf4c

■ 村上春樹との共通点

与村上春树的共通之处

同作が世界で人気を集める理由について、川窪さんは、世界的作家である村上春樹さんの作品との“共通点”を挙げる。

本作在世界范围内大受欢迎,究其原因,川窪认为,在于它与世界知名作家村上春树作品有共通之处。

「老若男女問わず、世界の多くの人が村上作品を読み、『これは自分の物語だ』と思う。それが村上さんのすごさです。村上さんは、(心の)奥底の部分で人間はつながっていて、自分の小説はそこにあるものをすくい上げてくる、などと言っています。すくい上げてきたものは皆にとって共通することで、それがいわば『普遍性』です。僕は諫山くんの隣にいて、彼からはそれに近いものを感じますし、それができる世界でも限られた作家の一人なんだな、と思います」

「世界上许多人,不论男女老少,阅读村上的作品时,会觉得 “这就是自己的故事”。这便是村上的厉害之处。他说,人的心底深处是相通的,自己的小说就是把在那里的东西提炼出来。被提炼出的是人所共通的东西,这便是“普遍性”。我在諫山君的身边,感受到了他身上有与此相近的东西。我觉得他是世上为数不多能做到这点的作家之一」

この指摘は、今月1日に村上さん自身が母校・早稲田大の入学式で行ったスピーチの内容と重なる。

这一点,和本月1日村上在自己的母校早稻田大学的入学仪式上的讲话内容相类似。

「僕らは普段、これが自分の心だと思っているのは、僕らの心全体のうちのほんの一部分にすぎない。残りの領域は手つかずで、未知の領域として残されています。物語は、僕らの意識がうまく読み取れない心の領域に、光を当ててくれます。言葉にならない僕らの心を、フィクションという形に変え、比喩的に浮かびあがらせる。それが、僕ら小説家がやろうとしていることです」(村上さん)

「通常我们认为是自己的思想的,只是我们思想中的一小部分。剩下的部分并未被触及,作为未知的领域留在了那里。故事会让光照到我们意识无法很好读到的心中的部分。把我们无法言说的想法,变作虚构的形式,具有比喻性地浮现出来。这就是我们小说家努力做的事情。」(村上春树)

多くの村上作品には「羊男」をはじめとした謎の人物や、地下の闇に住む邪悪な魔物「やみくろ」など、一言では言い表せない存在や設定が登場する。『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』の「壁」を思い出す人も多いだろう。

许多村上的作品中有无法用语言描述的存在,从“羊男”,到住在地下的邪恶魔物“暗黑”。 也有很多人会想到《世界尽头与冷酷仙境》中的“墙壁”吧。

川窪さんはこう続ける。

川窪继续说道

「もう一つ言えば、物語には『言葉にできないもの』、『名状しがたいもの』が必要です。それが『進撃の巨人』でいえば、『巨人』や『壁』かもしれない。なぜ巨人が生まれたのか。巨人は人間にとって何かの象徴なのか。これは自分自身なんじゃないか…。世界観やキャラクターなどを自分なりに考え、当てはめていく。そうすると、それは皆にとって『自分の物語』になるんです」

「换一种说法,故事中需要有 “无法言述的东西”,“不可名状之物”。在《进击的巨人》这个作品中,也许就是“巨人”和“墙”。巨人为何而生。巨人对于人类是何种象征。这是否就是自己。用自己的方式去思考世界观和角色。如此一来,便会变成各位读者“自己的故事”。」

「だからといって、巨人や壁を登場させればいい…といった単純なものではありません。諫山くんの中には、彼にとっての『巨人』や『壁』があるのでしょう。それがあるのが、作家(漫画家)の条件です。ただし、彼もそれを言葉にできないからこそ、漫画として描くのだと思います」

「并不是在作品中让巨人和墙出现这么简单。諫山君的心中,有他所认为的“巨人”和“墙”。这是成为作家(漫画家)的条件。但是,他也不能用语言将其描述出来,所以才把它画成了漫画。」